「RSウイルス」の感染が増えています。
乳幼児の感染が多く、時に重い肺炎を引き起こし、
命にかかわることもあるウイルスです。
例年は秋ごろ流行しますが、
今年は大阪や九州などで春先から報告が多くなっています。
この時期としては2018年以降、最多となっています。
実は、昨年は全くといっていいほど流行がなかったんです。
大人や健康な子どもは軽い風邪のような症状ですむことが多いです。
ただ、初めてかかった乳幼児は症状が重くなりやすく、
肺炎や気管支炎で入院が必要になることもあります。
乳幼児の肺炎の約半分はRSウイルス感染症によるものとされています。
コロナと似た症状で見分けがつかないケースも
RSウイルスに感染すると、発熱や鼻水などが数日続き
重い場合には咳がひどくなったり呼吸が苦しくなることがあります。
このような症状は、新型コロナウイルス感染症と似ているため
見分けがつかず即時の診断が難しいケースもあります。
大阪など新型コロナウイルスの流行地域では、
小さなお子さんに呼吸器症状や発熱がみられる場合は、
かかりつけ医に相談したほうがよいと思います。
コロナと同様に手洗いや咳エチケットの徹底を
RSウイルス感染症の感染経路は新型コロナウイルス感染症と同様、
飛沫感染や接触感染です。
感染力が強く、周りの大人たちを経由して感染する可能性があるため
RSウイルスに感染した乳幼児を抱っこした人は
他の赤ちゃんを抱っこしないよう注意してください。
ワクチンはまだ実用化されていないため、
手洗い、うがい、咳エチケットを徹底し、予防しましょう。
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