2020年5月12日火曜日

家庭保育で煮詰まってしまったときに!!

こんにちは!ふれあい緑地保育園の看護師の井谷です。これからよろしくお願いします😊
4月からこちらにきていますが、皆さんに逢えないまま時がすぎています😆
早く皆さんに逢える日を楽しみにしています🎵
先日、こんな記事を発見しました😲 何かのお役に立てれば幸いです💖

 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)により、社会全体に逼迫した状態が続いております。健康⾯や経済⾯の⼼配が続き、先が⾒えない中、お⼦様の学校の休みも⻑くなり、親も⼦も不安が募り、気持ちが滅⼊ってしまうことが増えておられるのではないでしょうか。
 特に、普段は職場で仕事をしている皆さんにとっては、家にいて⼦どもと⼀緒の時間が⻑くなったことで、親⼦関係が密になるよい機会となる⼀⽅で、つい感情的になって⼦どもに当たってしまうこともあると思います。⼦どもたちも、年齢や発達等で個⼈差がありますが、通常の⽣活との違いに⼾惑いを感じ、限られた⽣活空間でストレスが溜まり、ニュース等から伝わるさまざまな情報に不安や恐怖、⼼配を感じている⼦どもたちもいるでしょう。時には、⾔葉が乱暴になったり、きょうだいで喧嘩をしたり、モノに当たったりなど、普段と違った姿を⾒せるかもしれません。
 そうした⼦どもの姿に⾃⾝もイライラが募り、感情的に⼦どもに当たることが増えてしまい、親⼦で⼀緒にいることが⾟くなってしまうかもしれません。そうしたことがないよう、あなた⾃⾝も、そして、あなたの周りの⼤⼈も落ち着いて、安定した気持ちでいられたらよいですね。
 そのために、次のようなことが役に⽴つかもしれません。試みてください。

1. ⾃分の苛⽴ちを知り、リラックスする⽅法です
 
 ご⾃⾝の苛⽴ちを⼼の中の感情温度計をイメージして⾃覚すると冷静に対応できます。
 感情温度5⇒ 切れる   誰かを頼りましょう
 感情温度4⇒ 切れる間近  危険ではないことを確認して部屋を出るなど試みましょう
 感情温度3⇒ 著明な苛⽴ち  ⼦どもと距離をとりましょう
 感情温度2⇒ 中等度苛⽴ち  リラクセーションを使いましょう
 感情温度1⇒ 少し苛⽴ち  ⾃覚しましょう
 感情温度0⇒ 安定


 リラクセーション⽅法の例
 
 深呼吸:できるだけ⼤きく吸って、20秒以上かけてゆっくりと吐く
 ⼒を抜く:肩を挙げて⼒を⼊れ、その後だらんと⼒を抜く
 互いに⼿をもみ合ったり、背中をさすりあう

 いろいろ⼯夫されても、⽬の前で⼦どもが騒いでいたり、泣き叫んでいたりするのが続くと、どんな親御さんでもイライラを抑えられなくなることはあり得ることです。感情温度計で3や4の段階と感じたら、ともかく、お⼦さんから離れてみましょう。別の部屋に⾏ったり、家の外に出てみるのもよいでしょう。深呼吸をしたり、少し歩き回ったりし、気持ちが落ち着いてからお⼦さんのところに戻るとよいと思います。お⼦さんは、まだ騒いでいるかもしれませんが、今度は、前より落ち着いて対応できるかもしれません。  なお、お⼦さんには、「お⺟(⽗)さんが、さっき出て⾏ったのは、お⺟(⽗)さんの気持ちを落ち着けるためで、あなたが嫌いになったのではないから⼼配しないでね」など、お⼦さんを安⼼させる⾔葉をかけてあげるとよいでしょう。


2. 夫婦やご家族で不安や苛⽴ちについて話し合ってみましょう
 ご夫婦で家にいるのであれば、互いの苛⽴ちの度合いを感情温度計で測り合ってみましょう。そして、⼦どもの困った反応やぐずり、親⾃⾝の不安や苛⽴ちは、親にとっても⼦どもにとっても、「⾮⽇常の異常な事態に対するあたりまえの反応」であることを共有しましょう。そのうえで、リラクセーションを⼀緒にやってみましょう。お⼦さんとも⼀緒にやってみるのもよいでしょう。

3. ⼦どもの不安・ストレスを理解するように努⼒してみましょう
 お⼦さんも友だちに会えず、外で遊ぶこともできず、イライラしているかもしれませ ん。⼦どもの気持ちにも注意を払いましょう。

4. ⼦どもが話しやすい雰囲気や時間を作りましょう
 ⼦どもが⾃分の気持ちを伝えたり、不安に関して質問しやすいような雰囲気を作りましょう。⼦どもと話す時間を確保しましょう。⼦どもの中には、理解できないことへの不安があるだけではなく、「これは、⾃分が何か悪いことをしたことによる罰だ」と考えていたり、「親を守らなければいけない」と考えるなど、⼦ども独特の考え⽅をすることがあります。受けとめてあげましょう。現実的でない考え⽅に関しては、強く否定するのではなく、「お⺟(⽗)さんは・・・・と思うよ」と現実を伝えてあげましょう。

5. 年齢に応じた形で⼦どもに新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について説明し てあげましょう
 ⼦どもは重症になることは少ないけど、他の⼈に移さないように、少し我慢してがんばろうなどと説明しましょう。


6. ⼦どもを怒るより褒めることを⼼がけましょう
 この状況は⼦どもにとってもストレスであり、⼦どものせいではありません。強く叱っても⼦どもにとっては不満が募るだけです。⼿洗いを含め、楽しく教える⽅法を考えて、褒めることを⼼がけましょう。


7. ⼦どもが⾃分で決めたり、選んだりするのを助けましょう
 ⼦どもにとって不安がある時には、⾃分の⼒で「できた!」という思いを持つことが助けになります。「〇〇しなさい」だけではなく、⼀緒に考えて、何をするかを⼀緒に決めることを繰り返すことが⼦どもにとって⼤切です。


8. できる範囲で⼦どもらしい活動ができるよう⼯夫しましょう
 ⼦どもは遊びの中で不安を乗り越えていきます。できる範囲で外遊びを確保したり、お絵かきなど、⼦どもらしい活動を確保してあげましょう。


9. ⼦どものこと、家族のこと、養育者の⽅々ご⾃⾝のことなどで、悩みや疑問が⽣じたら、相談しましょう
 あなたが住んでいる市区町村では⼦ども家庭福祉を担う部署があります。抱え込まずに相談してみてください。さまざまな電話相談もあります。利⽤してみてください。


10. 発達の偏りやメンタルヘルスの問題を抱えているお⼦さんに関しては主治医に相談しましょう
 発達障害(⾃閉スペクトラム症や注意⽋如多動症等)などの発達に偏りのあるお⼦さんやメンタルヘルスの問題を抱えているお⼦さんは不安が著しく強くなるなどの難しさが⽣じることがあります。そのような時には、主治医と相談しましょう。

                  *作成:公益社団法人日本小児科学会
                     一般社団法人日本子ども虐待防止学会
                     一般社団法人日本子ども虐待医学会 より

感染者数も落ち着いてきています。あと少しです。焦らずにゆっくりとやっていきましょうね😊    

0 件のコメント:

コメントを投稿