新年度が始まり、園内には元気な声とともに、少し緊張した表情も見られる時期となりました。
この時期、特に気をつけたいのがお子さまの急な「嘔吐(おうと)」です。
4月と5月の嘔吐には、大きく分けて「感染症」と「心身の疲れ」の2つの側面があります。園での様子と合わせてお伝えします。
🌸「環境の変化」が体に与える影響
4.5月は、入園や進級による環境の変化から、お子さまの自律神経が乱れやすい時期です。
- 自家中毒(周期性嘔吐症)の可能性
精神的な緊張や疲れがたまると、体にエネルギーを貯めておく機能が一時的にスムーズにいかなくなり、突然何度も吐いてしまうことがあります。これは、お子さまが新しい生活にそれだけ「一生懸命適応しようとしているサイン」でもあります。 - 緊張による胃腸の動きの低下
大人も緊張するとお腹が痛くなったり、食欲がなくなるように、お子さまも不安や緊張から胃腸の働きが弱まり、消化不良を起こして吐き気につながることがあります。
🌸集団生活での「感染性胃腸炎」
一方で、集団生活が始まると避けて通れないのがウイルス性の胃腸炎です。
- 春のウイルス感染
冬に流行するノロウイルスやロタウイルスだけでなく、春先も様々な胃腸炎ウイルスが活動しています。 - 免疫の獲得期
特に新入園のお子さまは、初めてのウイルスに触れる機会が増えるため、どうしてもお休みがちになります。これは「免疫をつけて体を強くしている過程」でもあります。
🌸家庭でできるホームケアと受診の目安
お子さんが吐いてしまったら、まずは落ち着いて次の対応をしましょう。
- 水分補給のコツ:
吐いた直後はNG。30分〜1時間ほど経ってから、経口補水液を「スプーン1杯」ずつ、ゆっくり時間をかけて飲ませてあげてください。 - 無理に登園させない:
吐き気が収まっても、胃腸はダメージを受けています。「嘔吐が収まってから24時間」は家でゆっくり過ごし、体力を回復させるのが、結果的に完治への近道です。 - 嘔吐した後の衣服の処理方法はほけんのしおりP8を参考にしてください。
【受診すべきサイン】
- おしっこが半日以上出ていない(脱水のサイン)
- ぐったりして視線が合わない
- 何度も繰り返し吐き、水分が全く摂れない
- 嘔吐以外に発熱・鼻水・咳・下痢などの症状がある
🌸まとめ
4月の嘔吐は、子供が一生懸命に新しい環境へ適応しようとしている「サイン」でもあります。病気だけでなく、心の疲れも考慮して、おうちでは「頑張ってるね」とゆったり抱きしめてあげてくださいね。
気になることがあれば、いつでも連絡帳(コドモン)や送迎時に担任までご相談ください。園とご家庭で連携して、お子さまの健やかな園生活を支えていきましょう。
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